愛の象徴マリッジリング。お二人がこれから『半世紀以上』(←コレを言うと顔色が変わる方もいますが(笑))に渡ってお使いいただくリングです。当店ではマリッジリングをお選びいただくにあたって、この永く使えるかどうかを重点に置いてお客様にお選びいただいております。
傷がついたから、変形したから、デザインが古くなってきたからと言って簡単に何年かごとに買い換えるものではありません。
通常のファッションジュエリーの多くが「鋳造(ちゅうぞう)」という製法で作られます。比較的低価格のマリッジリングも同じくこのつくり方です。文字通り「鋳物(いもの)」で、型に熱して溶かした貴金属を流し込み、その後型から取り出してやすりで削ってつくる製法です。長所としてはデザイン性に優れ、コストを抑えることができます。短所としては、仕上がりが比較的柔らかく、傷がつきやすく変形しやすいことでしょう。特にプラチナは金と比べて硬度が低いので、その傾向が強くあります。
もうひとつの製法は「鍛造(たんぞう)」。文字通り、金属を鍛え上げてつくります。まずインゴット(延べ棒)の状態で熱し、数百トンの圧力をかけます。そうすることにより、金属組織が密着しより強いものへと変化します。そこから削り出しやプレスなどの数々の工程を経てリングの形に仕上げていきます。長所は強度が抜群に高くなること。プラチナ比較では約3倍の硬度になります。短所は複雑なデザインができない、コストが非常にかかり、大量生産に向かないことが挙げられます。
デザインで選ばれるならば、鋳造製品。ブランドで言いますと「セントピュール」をはじめ、「リエール」「プチマリエ」などバリエーションは豊富です。鋳造でつくられているといっても一本10万円前後するものは、地金もたっぷり使って丈夫に作られていますのでほぼ安心です。
何十年も使うものなので、デザインはシンプルがいい!といわれる方ならば、迷わず鍛造製品を選択されることをおすすめします。ジュエルセブン総本店・防府店・広島店ではスイスメイドの「SiARA(シアラ)」を、ジュエルセブンザモール小倉店・メモリアI'm小倉店・西新プラリバ店では京セラ製の「REGALO(レガロ)」を取り扱っております。セミオーダーで数千通りの組み合わせの中から自分たちだけのオリジナルがつくれるのも魅力。詳しくは店頭でご確認ください。鍛造製品は着け心地もいいですよ。